インドのグルガオンを拠点に住居やオフィスのご紹介をしているピラミッドリロ(Pyramid RELO Pvt. Ltd.)が、2021年度版のインド就労ビザを取得するまでの流れをお伝えします。
※2021年6月21日時点の情報です。

【インド就労ビザ概要】

現在、インド政府は観光ビザ以外の外国人に対して政府指定の国際空港及び海港にて入国が許可されております。(2021年6月現在)

下記に記載されております概要をご覧ください。

「インド大使館ツイッター|渡航及びビザの制限を段階的に緩和!!」
https://twitter.com/IndianEmbTokyo/status/1319512177418498048

インドは他国と比較して就労ビザが早く発行され、必要日数と費用は以下の通りと言われております。

  必要日数:3〜5営業日

  必要費用:ビザ申請料1250円(ビザ代金900円+申請料金350円)

  ※郵送の場合、郵送料1000円が追加となります。

就労ビザ申請から取得までの主な流れは以下の通りです。

  A:オンラインビザ申請
  B:書類提出
  C:就労ビザ取得

書類等を用意して直接インド大使館へ持ち込めば、上記通り3〜5営業日程度で取得できますが、郵送にて提出かつ受け取りも郵送だと、10〜15営業日かかります。

※実際に私が申請した際は、書類不備もありましたが、必要書類を郵送してから就労ビザを受け取るまで14営業日かかりました。

【オンラインビザ申請】

まず、インド就労ビザを取得するにあたり、以下のオンラインフォームにてビザ申請書を作成する必要があります。

https://indianvisaonline.gov.in/visa/index.html

 

こちらの赤枠から登録を開始します。

 

【1ページ目】

記入欄横に記載されている内容を記入していきます。

 

【2ページ目】

 

※1 過去に名前を変えたことがある場合は、チェックを入れて記入します
※2 宗教を選びます。こちらでOTHERにしてNAと記入してしまうとビザが弾かれてしまうと噂を聞いたことがあるため、特になければBUDDHISM(仏教)にしておきましょう。

 

【3ページ目】

※3 選択肢にある「BUSINESS PERSON」はご自身で会社経営をされている方になりますので、会社員であれば「WORKER」をご選択ください。

 

【4ページ目】

※4 会社に就職するにあたり、会社から雇用契約書が送られてきます。そちらに記載されている通りの役職をこちらに記載してください。

 

【こちらで最後です!】

申請書を作成するのに少し手間がかかりますが、記入した情報に誤りがないように何度か確認しましょう。
※ここで誤りがあると大使館から連絡が来て追加書類の提出を求められてしまい、通常よりも取得が遅れてしまいます。

必要書類提出

さて、オンライン申請書をプリントアウトしましたらいよいよ必要書類の提出となります。
必要書類は①ご自身で用意する物②会社側で用意してもらう物となります。

①ご自身で用意する書類

ビザ申請書 前述にあるオンラインで作成した文書になります。
英文履歴書 ご自身の経歴が記載されているものになります。
転職活動時に作成した英文履歴書があればそちらで問題ありません。
パスポート(原本) パスポートの残りページと期日は事前にご確認をお願いします。
空白ページが2ページ以上、有効期限12ヶ月以上。
英文自己推薦状
(Self recommendation letter )
会社から用意してくれる場合もありますが、ご自身で作成頂いてもかまいません。
A4・1ページで作成。 
ビザ用証明写真(1枚) 通常の証明写真と比べて制約が多いため、お気をつけください。
※詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
ビザ用証明写真
※もし可能であれば、外国人登録や銀行口座開設時に証明写真が必要となるので、10枚ほど予備に用意しておくと便利です!

※英文履歴書に加えて卒業証書の原本と英訳版が求められるケースもあるようですが、2021年6月時点で私が申請した際には求められませんでした。しかし、場合によるのでインド大使館から提出を求められた際にはご用意をお願いします。

②会社側で用意してもらう書類

会社からの採用通知書(Appointment Letter) 原本になります。
会社の登記証明書(Certificate Of Incorporation) コピーになります。
雇用契約書(Employment Agreement) 原本になります。
※パスポート返却とともに返却されます。
会社からの確約書(Undertaking Letter) 原本になります。
技能証明書(Certificate of Non-Availability Skill) 原本になります。
インドでの賃貸契約書(Lease Agreement) 原本になります。
会社からの招聘状(Invitation letter ) 原本になります。

採用が決まると数日後に会社から上記書類一式が郵送されます。

上記書類の雇用契約書以外は返却されないため、念の為書類のコピーもしくはスキャンをしてデータを確保しておくことをお勧めします。

①と②の書類が集まりましたら、いよいよ提出となります。

現住所によって提出先が異なりますので、下記をご参考ください。


<東京 インド大使館>

〒102-0074 東京都千代田区九段南2-2-11

TEL:03-3262-2391〜97
FAX:03-3239-2449

WEBサイト:https://www.indembassy-tokyo.gov.in/

対象地域:北海道、東北(青森、岩手、山形、宮城、秋田、福島)、関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)、中部(新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜、山梨、静岡、愛知)、沖縄

<大阪 インド領事館>

〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町1-9-26 船場ISビル10階

TEL:06-6261-7299
FAX:06-6261-7201

WEBサイト:https://www.indconosaka.gov.in/

対象地域:東京インド大使館以外の地域


提出先を確認しましたら、前述している申請料を持参の上、窓口に提出いたします。

郵送の場合は、必要書類に返送用封筒を同梱の上、郵送料を含めた2,250円を現金書留にて郵送となります。

【就労ビザ取得】

提出後に書類不備があれば、ビザ申請書に記載されている電話番号に大使館から連絡がきます。

何事もなければ郵送の場合、10〜15営業日程度で届きます。

【最後に】

インドは他国と比較して早くビザが取得できる国かと思いますが、証明写真の規定やオンライン申請書などチェックが細かい部分もあります。

そのため、予期せぬトラブルに対応できるように余裕を持ったビザ申請を行いましょう。

 

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