Pyramid Reloより、インド政府から発表された新たなガイドラインについて、詳しくお伝えします。

インド国内の新型コロナウィルス感染者は19万人超、死者数は5,000人超と増え続けています。

先の5月30日、インド政府は封鎖ゾーン(Containment zone)を除き、ロックダウンの措置を段階的に解除していくこと、
また解除に向けた新たなガイドラインを発表しました。
同ガイドラインでは、インド政府が定めた規定とともに、各州政府がその内容を独自で禁止や制限ができるとしています。

外務省の海外安全ホームページの感染症危険情報では、インドはレベル3(渡航中止勧告)まで引き上げられており、
また5月25日、日本において「水際対策強化措置」が決定され、入国拒否対象地域にインドも加えられています。
航空旅客便においては、減便等による到着旅客数の抑制要請が6月末まで延長されたとの事です。

これらの情報は、外務省の海外安全ホームページから引用されたものです。
詳しくは外務省の海外安全ホームページをご覧ください。

http://anzen.mofa.go.jp

インド政府より発表された新たなガイドラインについて、
本文の内容を日本語訳したものを、抜粋して記載致します。

発行日 2020年5月30日

規制についてはステージ1から3までに分かれており、段階的に解除されていくようです。

ステージ 1:
Containment zone(封じ込めゾーン)以外の地域において2020年6月8日より、以下の活動の許可、再開。
・宗教施設
・ホテルやレストラン等のサービス施設
・ショッピングモール
詳しいガイドラインは各州政府より発表される

ステージ 2:
学校等の教育施設の再開は、各州政府の判断によって決定される。

ステージ 3:
状況に基づき、再開時期が決定されるもの:
・通常の国際線の運航
・メトロ
・映画館、競技場、スイミングプール、娯楽施設、バー、劇場、集会所またそれに類似する施設
・社会的/政治的/スポーツ/学術的/文化的/宗教的の目的で開かれる大規模集会

インド国内全体地域において、午後9時から午前5時までの、必要不可欠な活動以外の外出、移動の禁止。

Containment zone(封じ込めゾーン)においては、2020年6月30日までロックダウンを延長する。
封じ込めゾーンの地域設定はMoHFWのガイドラインに沿って、地区当局が決定する。
封じ込めゾーンでは、医療や生活必需品の調達などの必要不可欠な行動以外において、外出を制限される。
感染者と接触したと思われる場合、担当官による確認が行われる。
また、各家庭の観察、医療機関による体温チェック等が行われる可能性がある。
新たな感染者が増えそうな場合、封じ込めゾーン以外の地区でもバッファゾーンとして、制限が課される。

すべての地域において、各州・地域の判断で、許可されている活動であっても、制限される場合がある。

州間を移動する場合、パス等の許可が必要ではない。
しかし、州の判断によって移動の制限が課される場合がある。

各州間の貨物の移動は制限されない。

65歳以上の高齢者、複数の疾患を抱えた患者、妊婦、10歳以下の子供は、引き続き外出を控えるのが好ましい。

インド国内全体で順守されるべき項目
・マスクの着用
・約2メートルのソーシャルディスタンスを保つ
・大規模な集まりの禁止
結婚式:50人以下
葬式:20以下
・路上へのつば吐き
・公共の場での、飲酒、喫煙等の禁止

就業に関してのガイドライン
・引き続きリモートワークが望ましい
・従業員の出社日をずらす等の対策を取り、全職員が同職場、同勤務時間に就業しないようにする
・出入りの際、体温測定、手指の消毒や手洗い等を行う
・人の接触があったもの(ドアノブなど)の消毒を行う
・職員同士、適切な距離を保つ
・休憩時間等をずらす

原文は下記のリンクをご覧ください。

PDFファイルが表示されます。

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