みなさんこんにちは。
ピラミッドリロの市川です。

10日間のゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたか?
旅行や観光、お家でのんびり、またはお仕事だったと言う方もいらっしゃるでしょうか。
もちろんインドにはゴールデンウィークなんてありませんでした。笑
さて今回はインドデリーのお水事情をお話しさせて頂こうと思います。
インドの各家庭やアパートメントでは、地下と屋上に大きなタンクがついています。
地下のタンクには水道管が繋がっており、水道局からお水が給水されていますが、日本と違って水道局からの給水は朝と夕方の2回と決まっています。

では仕組みをご説明します。
水道局より給水されたお水はまず、地下のタンクへと溜まります。
地下のタンクと屋上のタンクはパイプで繋がっており、そこから屋上のタンクへとモーターで運ばれます。
屋上のタンクに溜まったお水が、キッチンやバスルームへと供給されます。
タンクにはセンサーがついており、水が少なくなるとモーターが自動で地下タンクから屋上のタンクへと水を汲み上げる仕組みです。

アパートメントによってはモーターが自動ではなくマニュアル(手動式)のものもあります。
モーターを動かすスイッチがついているので、一日30分、何度かスイッチを入れなければなりません。
スイッチを入れ忘れ、屋上の水がなくなってしまうと、水の供給が止まってしまいます。
キッチンやトイレ、シャワーなどすべてです。
ただでさえ暑いインドの夏なんかにお水が止まるのは嫌ですよね。
デリーの物件をお探しの方は、モーターが自動か手動かお確かめになるのがいいかもしれません。

また、年に何度か行われるタンクの清掃時には、清掃の間(数時間ほど)断水となります。
原始的ですが、バケツに水を汲んでおくなどの対策が必要になります。

さて、ではタンクに水が無くなったらどうしたらいいのでしょうか?
水道局からの給水は一日2回だけ、しかもひとたびパイプ工事などが入れば予告もなく水の配給が止まることも…… みなさんお分かりになりますか?

正解は“水を売っている業者から購入する”です。

インドではウォータータンカー(water tanker)と呼ばれています。
蛇口をひねればいつでもお水が使える日本からすれば、水の業者って?といった感じですが、ここはインド。お水はとても貴重です。
いざという時のために、いくつか水の販売業者を知っておくというのもデリーで生活していく上では大切な事かもしれません。

インドのwater tanker

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