こんにちは!
Pyramid RELOの市川です。

今回は、皆さんにインドの家庭料理の作り方のご紹介をします。

インド料理と言えばバターチキンやビリヤニ、サモサなどこってりでスパイシーなイメージがあるかもしれませんが、インド料理の中にも(特に家庭料理には)辛くなく優しい味の料理があります。
日本と同じようにインドでもレストランで食べる料理と、普段の家庭で食べる料理は違っていて、レストランで食べるものはどうしてもこってりしていたり、重くなりがちなのですが、家庭で作られる料理は軽めであっさりしたものも多くあります。

インド人はなにも普段からスパイシーなカレーばかり食べている訳ではないのです。
地域差はあるようなので、辛い物しか受け付けん!というインド人もいるでしょうが…

ご紹介する料理は、私がインドに来てレストランで食べるインド料理の重さと辛さと消化の悪さに、もうお前の顔なんか見たくない…となっていた頃、私を救ってくれた料理です。
初めて食べた時は、どこか懐かしさを感じるその優しい味に、初めて白米を食べた江戸の人々のように、ただただ「うめぇ、うめぇ!」と食べていました。
そこからはすっかりその料理の虜となってしまい、自分で作るべく作り方を習い、週に1回は食卓に上がる日本のカレー的な立ち位置にまで地位を獲得しました。(私の中で)

料理名はYellow Dal Tadka / イエローダールタルカといいます。
Dalはヒンディー語で”豆”を指します。
Yellow Dalは黄色い豆という事ですね!

黄色い豆を主軸として、玉ネギやトマト等の野菜、スパイスで作るトロっとしたカレーです。
ごはんとの相性が良く栄養もあって、消化に良いのでサラサラと食べられます。
使う豆はひき割のムング豆やレンズ豆を使用します。
インドではToor Dal, Adhar Dal, Moong Dalなどの名前で売られています。

こんな感じの豆です。
栄養的にも、食物繊維やたんぱく質、ビタミン、カルシウム、鉄など必要な栄養素が豊富かつ低糖質の食材です!

Yellow Dal Tadka

【材料】<2皿分>
〈豆を煮る用の材料〉
・イエローダール カップで150mlの目盛りまで
・ターメリックパウダー 小匙1/4
・塩 小匙1/2
・水 豆の1.5倍~2倍 豆にかぶるくらい

・ギー(もしくはバター) 大匙2
・クミンシード 小匙1/2
・乾燥赤唐辛子 2本
・青唐辛子 ヘタを落として縦に半分に切る 1本
※唐辛子系は皆さんの辛さ耐性に合わせて減らすor無くして下さいね!
 増やしてもいいですが自己責任でお願いします(笑)
・ベイリーフ 1枚
・にんにく みじん切り 1~2かけ
※にんにくがお好きな方ならたくさん入れて味にパンチを効かすのもおススメです。
・しょうが みじん切り  1かけ
・玉ネギ みじん切り 1個
・トマト みじん切り 1個
・ターメリックパウダー 小匙1/4
・レッドチリパウダー 小匙1/2
・コリアンダーパウダー 小匙1/2
・塩 小匙1/2
・コリアンダーの葉 刻んだもの 小匙2
・ガラムマサラ 小匙1/4
・カスリメティ 小匙1
※カスリメティはお好みで大丈夫ですが、入れるとぐっとインドっぽさがでます。

【作り方】
①まずは豆を煮ます。
豆は水でよく洗って汚れを落としてから、鍋に〈豆を煮る用の材料〉を入れて豆が柔らかくなるまで蓋をして煮ます。
圧力鍋なら4~5ホイッスルほど。簡単に豆が崩れてトロっとするくらいです。
煮詰まり過ぎていたら水を足して調整します。
目安としては、ゆるめのおかゆくらいになるように調節してください。

②深めのフライパンにギーを入れて火にかけ(中火くらいで)、クミンシード、ベイリーフ、乾燥赤唐辛子を入れ、クミンシードからパチパチと音がするまで炒めます。(1分くらい)

③クミンシードから音がしてきたら、にんにく、しょうが、青唐辛子を入れ、にんにくしょうがのいい香りがするまで炒めます。(1分くらい)

④玉ねぎを入れて、飴色になるまで炒めます。

⑤火を弱めて、ターメリック、レッドチリパウダー、コリアンダーパウダー、塩を入れて 全体に混ざるまで軽く混ぜます。

⑥トマトを入れ、トマトが柔らかくマッシュ状になるまで炒めます。

⑦最初に作っておいた豆をいれます。そのままザーッと入れてちゃって下さい。
漉したりする必要はありません。
こまめに混ぜながら5分ほど煮ます。

⑧コリアンダーの葉、カスリメティ、ガラムマサラを入れます。
カスリメティを入れる時は手のひらに乗せてから、両手で擦って揉みあわせるようにして細かくしながら入れます。
味は塩で決めるので、最後に味を見て薄いなと思ったら塩を足して下さい。

はい、完成です!

このカレーにはご飯が抜群に合うので、ぜひインドのバスマティ米と一緒に食べて下さい!

日本のお米との相性もとてもいいですよ!

 

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担当:小峯 山内
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