【インドの日本食事情】

本日はインドの日本食事情について書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

得てして海外へ長期滞在される方にとって、我々のソウルフードである日本食が食べられるかどうかというのは、最も大きな関心事の一つですよね。

旅行程度の短い期間であれば、現地の食事を楽しんだり、ある程度日本のレトルト食品などを持っていけば、特にストレスなく過ごすことができるかと思います。
普段は食べ慣れないものでも、違った土地で食べる、その国独特の食べ物というのは、よほど口に合わない限り、魅力的に映るものです。

しかしこれが長期滞在となってくると、また話は違ってきますよね。
育った環境や、個人の食嗜好にも大きく左右されるかと思いますが、たいていの日本人であれば、だんだんと食べ慣れた日本食が恋しくなってくるものです。

そしてそれは生活の質やモチベーションにも関わってきます。
よほどインド料理が好きな方でない限り、毎日スパイスがいっぱいのインド料理を食べるというのは、日本人にとってかなり厳しいものとなりますし、体調を崩してしまう方も少なからずいるはずです。

デリーやグルガオンなどの都市部に焦点を当てて、日本食事情をお伝えするのであれば、多くの日本食レストランが存在しているので、どうしても日本食が食べられなくて困る、という事はありません。
デリーやグルガオンでは、ある程度日本人が住んでいるエリアというのは限られてきますが、そういった場所には日本人客をターゲットとした日本食レストランが集まってもいるのです。

 

【日本食レストラン紹介】

デリーやグルガオンにある代表的な日本食レストランを一部ご紹介します。

プレミアムいち膳 Premium ICHIZEN

グルガオンのGLOBAL FOYER内にある本格和食レストランです。
和の空間で、日本人シェフ監修の和食を食べることができます。

くふ楽 Kuuraku

こちらは炭火の焼き鳥が有名な居酒屋風のレストランです。
同系列のレストランとして、麵屋くふ楽という豊富な種類のラーメンを 提供しているレストランもあります。

CoCo Ichibanya

日本でもお馴染みのココイチがインドにも進出!と話題になりました。
グルガオンのCyber Hubにお店があります。

来富 RAIFU

ダイアパークという有名な日本人向けにカスタマイズされたホテル内に入っている 本格和食のレストランです。

EBISU

特に日本人の多いグルガオンのゴルフコースロード沿いにある大衆居酒屋をコンセプトとした レストランです。

愛味 MANAMI

デリー、グルガオンを中心に、複数店舗を展開しています。
日本人の間でも有名な日本食レストランです。

Blue Waters

Shona Roadにあるコンドミニアム、Centaral Park2内にあるレストランです。
インド料理やイタリアン等も提供しているコンチネンタルレストランではありますが 日本人シェフも在籍しており、定食などがリーズナブルに楽しめます。

このように多くの日本食レストランがデリー・グルガオン周辺には存在しています。

また、日本食に特化されていないレストラン、例えば中華やタイなどのアジア風レストランであっても、 寿司や天ぷら、照り焼きチキンなど一部の日本食をいただく事ができます。

寿司と言えば、海外でも有名な日本の伝統的な食べ物として、インドでもだんだんと認知されてきています。
慣れない箸を使って、楽しそうに寿司を食べているインド人を見かけると、微笑ましくも嬉しくなります。

 

【日本食の値段】

インドでは屋台などで一食40ルピー(日本円にして約60円ほど)で食事ができるのに対して、日本食レストランなどでは平均して1食400ルピー程度から高いものであれば1,000ルピー以上と、高めの値段設定となっています。
そのため、自宅で日本食を自炊する方も多くいます。

日本の食材店に行けば、酒、しょうゆ、みりん、みそ等の基本的な調味料が購入でき、その他日本の米やうどん、納豆といった日本食材も販売されています。
しかしながら、インドは輸入品にかかる税金が高く、日本食材の値段相場は日本のものに比べて、約2~3倍の値段となっています。
そのため、毎日を和食で過ごそうとすると必然的にエンゲル係数が高くなってしまう、というのがインドにおける日本食事情なのです。

中には、インドへ来る際に冷凍食品やレトルト食品、デリー・グルガオンでは入手が困難な牛肉等を持ち込まれる方がいます。
ただし、インドでは牛肉を含め以下のものが、渡航時に持ち込み禁止となっていますのでご注意ください。

・肉および肉製品全般
・水産物および魚肉製品
・卵製品
・乳製品
・胚、卵子、精液
・ペットフード
・羽毛、豚の毛
・血清 ・骨と角の加工品
・電子たばこ

引用:ANA Webサイト Travel Information > デリー
https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/destination/international/india-es_asia-oceania/area-basic-info/del.html

禁止と分かっていても、どうしても持ち込みたくなってしまう気持ちはとてもよく理解できます。
検疫時に何も指摘されなければよいのですが、これも運不運の問題で、運悪く持ち込み禁止品を発見されてしまうと、没収されたり高額な賄賂を要求される場合もあるようです。

やはりここはインドですから、好きなように日本食を食べるというのは限りなく困難ですが、意外となんとかなるものです。
日本食レストランはある、日本食材も(高いですが)購入できると知っているだけで、少しは渡航前の不安が解消されるのではないでしょうか。

Pyramid Reloでは、インドに関する”知りたい”にいつでもお答え致します。
どうぞお気軽にご連絡下さいませ。

info@relo-sta-enkay.com