インドのグルガオンを拠点に住居やオフィスのご紹介をしているピラミッドリロ(Pyramid RELO Pvt. Ltd.)が、インドの交通事情についてお伝えします。

 

インドで利用する交通機関 

インドへの駐在が決まった時、心配することや気になることは沢山出てきますよね。

どんな場所に住むのか?通勤はどうするのか?買い物は日本と同じようにできるだろうか?と考えることは尽きないと思います。

そんなお悩みを少しでも解決して頂けるよう、今回は日本人がよく利用する交通機関をテーマにご紹介致します。

まずは、前提として、インドの日系企業では、会社が手配するドライバー付きレンタカー・リースカーを利用して通勤・移動するように定められていることが多く、公共交通機関の利用を禁止されている場合もあります。

そのため、日本人を含めた外国人が多く利用する一般的な交通機関として下記の3つをご紹介致します。

・メトロ (電車・地下鉄)
・タクシー (Uber・Ola)
・オートリキシャーなどのローカル交通機関

では、ひとつずつご説明してまいります。

 

インドのメトロ (電車・地下鉄) 

 

 

 

 

 

 

インドにもメトロ(電車・地下鉄)が走っています。
ただ、全ての都市でメトロが開通しているわけではなく、デリー、グルガオン、アーメダバード、ムンバイ、バンガロール、チェンナイが、現在完成・建設中のエリアとなります。

乗車チケットを買う方法は、2つあります。

①駅の自動販売機で現金でトークンを購入する

自動販売機では言語選択をした上で(英語か現地の言語等)、行先の駅を選びます。
その後、表示される金額を現金で入れると、トークンと呼ばれる専用のコイン型片道切符が出てきます。
それを使って駅の改札を通ることができます。

②駅の窓口で現金でメトロカードを購入する

こちらは、駅の窓口で購入します。
メトロカードが欲しいことを窓口の人に言うと、最小金額を請求されますのでそれを支払います。
カード発行費用を抜いた金額が、メトロカードにチャージされて渡されます。
そのカードは、日本のスイカやパスモなどのように、チャージしながら繰り返し使えます。
また、トークンを購入するよりもカードのほうが運賃が安くなるため、メトロに乗る機会が多い人はカードを利用するのも良いかもしれません。

メトロでは、改札を通る前に荷物のX線検査とボディチェックがあります。
それを経て改札を通りメトロに乗ることができます。

また、デリー・メトロの先頭車両は女性専用車両となっており、女性でも安心してメトロを利用することができます。

現在のデリー・メトロは、新型コロナウィルスの影響により、乗客の座席数50%を上限として運行されています。
※2021年7月現在の情報です。

 

インドのタクシー 

 

 

 

 

 

 

インドにも乗用車のタクシーが走っています。

日本人が日本でするように、インド人はその場でタクシーを停めて乗り合いで乗ることがありますが、日本人がその方法で利用しているのは見たことがありません。

基本的には、UberやOLAというタクシー配車アプリを利用しています。
プランによって費用が随時変わるため、UberとOLAどちらも利用している人がほとんどです。

使い方は簡単です。
スマートフォンのアプリを開いて、行先を指定して配車依頼をすれば、近くにいるドライバーが指定の場所まで迎えに来てくれます。
乗り違え防止のため、配車を予約した際にワンタイムパスワード(一度限り有効なパスワード)が発行されますので、それを運転手に伝えます。

利用している身としては、特段不便を感じたことはありません。
ほとんどの運転手は英語が通じませんが、名前と行先を伝えれば、ナビに従って走ってくれます。
しかしながら、ナビがあるにもかかわらず、道を間違えたり行き方を聞いてくることが頻繁にあるため、その点は指示する必要があります。

また、危険性については、危険を感じたことは今までありません。
行先が指定されていること、何かあった時のアラート機能があること、別の誰かへのルート共有機能もあるため、アプリ側から情報の追跡ができます。
それによって、利用者と運転手双方が危機感を保てるようになっています。
その点は、過去に事件があったことの反省からか、改善されていると感じます。

ただ、やはり何があるかわからないことと、警戒心を持ち続けるために、UberやOlaなど一人で乗車する際は寝ないほうがいいでしょう。

 

オートリキシャーなどのローカル交通機関 

 

 

 

 

 

 

ローカル交通手段については、あまりお勧めはできませんが、ちょっとした移動にはオートリキシャーなども便利です。
運転手はほぼ英語が通じないので、交渉や行先を伝えるのが少し面倒ですが、簡単な英数字やレフト、ライト、ストレートくらいの英語はどの運転手にも通じます。

当初交渉した金額で合意しても、降りる時になって足りないと言われるようなこともあります。
それもたかだか10ルピーや20ルピーかもしれませんが、毎回毎回そういうことが起こると疲れてしまいますよね。
それを避けたい場合は、UberやOlaを利用しましょう。
これらのアプリではあらかじめ行先と料金が設定されているため、運転手がそれを超える料金を要求してくることはありません。
万が一、既定の料金以上の金額を要求された場合でも、既定料金以上の金額を支払う必要はありません。

安全に気を付けながらインドでの移動を楽しみましょう。

どの交通手段を利用するにしても、安全には注意を払いましょう。
メトロではつり革や手すりに掴まる、車に乗る時はシートベルトを必ず着用する、近くにいる人や初めて会う運転手にあまり馴れ馴れしくしない、というのもポイントになったります。
外国だからと気を抜きすぎても観光客と思われてぼったくられることもありますし、反対にあまりに警戒しすぎても疲れてしまいます。

いずれにせよ、最低限、日本で交通機関を利用する時と同じような常識・マナーをもって行動しましょう。

以上、インドの交通機関をご紹介しました。

 

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