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インドのグルガオンを拠点に住居やオフィスのご紹介をしているピラミッドリロが、インドでのお部屋探しのポイントについてお伝えします。

日本とは少し異なるインドの住宅事情 3つのポイント 

実際にインドでお部屋を探す際に抑えるべき点は、基本的には、日本でも最低限チェックすることと同じようなポイントですが、内容はインドの事情に合わせたものとなっています。

それは、「家賃」「ロケーション」「物件の質」の3つです。

家賃の部分はそれぞれの会社のご予算との関係で、対象となる物件が絞られます。

そのため、ロケーションと物件の質についてお伝えします。

ロケーション 

ロケーションを考える際のポイントとしては、主にオフィスまでの距離、スーパーへのアクセス、日本人学校のバス(スクールバス)の3点が挙げられます。

①オフィスまでの距離
駐在員の場合、基本的にインドではドライバー付きの車での通勤になることが多いようです。
エリアによっては、通勤時間に渋滞に巻き込まれたりするので注意が必要です。
平均的な通勤時間はエリアによりけりですが、グルガオンを例にすると近い方で約10分、遠い方では40分程の距離にお住まいです。
これがデリーやチェンナイ、バンガロールとなってくると、グルガオンと比べエリアが広く、信号や渋滞発生ポイントも多いため、通勤にはより時間がかかってくることとなります。

②スーパーへのアクセス
インドの場合、日本のようにどこにでもコンビニやスーパーがあるわけではありません。
そのため、買い物ができる場所へのアクセスは非常に重要になってきます。
但し、インドの場合あらゆるものがデリバリーで頼めてしまうので、人によってこの点の優先度は変わってくるかと思います。

③日本人学校のバス(スクールバス)
こちらはお子様・ご家族帯同の方に限りますが、日本人学校のバスもしくはインターナショナルスクールのバスが停まるエリアは限られてくるので、お住まいになる物件にバスが停止するかは調べておく必要があります。

インドの場合、基本的にはどこへ行くにも車移動となります。
いくらアクセスが良くとも、オフィスやモールまで歩いて行ける距離にある物件はほとんどありません。
どのみち車移動になるのであればと、そもそもロケーションを気にせず物件の質を重視する方もいらっしゃいます。
そのあたりはそれぞれの優先度によると思います。

物件の質 

この点は当たり前の部分ではありますが、ポイントとしては経年劣化、家具のデザイン、照明、の3つがあります。

①経年劣化
インドの場合、日本の物件よりも経年劣化が表れるのが早いです。
また、同じ建物の部屋でも壁や水回りの劣化に差があります。
同じタワーだから、新しい建物だから、と油断せずに各部屋の劣化具合を細かくチェックする必要があります。

②家具のデザイン
駐在員の場合は家具付きで物件を契約される方がほとんどです。
物件を選ぶ要素として、既に設置されている家具のデザインや質は非常に重要です。
オーナーやサービスプロバイダーごとに、家具の趣向やメンテナンスに差があるので注意が必要です。
サービスプロバイダーはこのあたりの融通がききやすいです。

※サービスプロバイダー:オーナーから物件を借り上げ、管理する会社。家具やハウスキーピング等のサービスを提供し、トラブル発生時には対応する。

③照明
インドの物件は日本の物件と比べて基本的に暗く感じます。
これは国民としての趣向、あるいは、暑さを和らげるためそもそも窓が小さいといった理由があるかと推測されますが、インド人は暗めの部屋を好む傾向にあります。
中には、外国人の趣向を意識してしっかりと明るいライティングをしている部屋があるため、そういった物件を見極める必要があります。

以上、3点のポイントをお伝えしましたが、インドの場合、ご希望の条件が全て揃う完璧な物件を見つけることは困難です。

完璧な物件を求めるあまり物件選びが予定よりも大幅に長引いてしまう方もいらっしゃいますが、時間をかけて探したからより良い物件が見つかったということはほとんどありません。

今回挙げたポイント以外にも、単身者やご家族帯同の方などそれぞれ重要なポイントがたくさんあると思います。
いずれにしても、ご自身の中で優先度をはっきりさせて、譲れない部分と妥協しても良い部分を決めておくことが重要です。

 

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